懲りずにまたパキポディウムである。おまけで貰ったロスラーツムを播種しました。
今回は発芽時の光の強さを比較してみました。ライトの直下に5粒、そこから横に50cm程ずらした少し暗い場所に5粒です。
パキポディウム ロスラーツム
【Pachypodium rosulatum】
- seedstock 2023/7/5 購入 10粒
- 発芽率 9/10 90%
- 室内管理、播種から1週間の平均気温は29.6℃
パキポディウム実生注意点
新鮮な種子を手に入れた方が発芽率が良いが自家採種しない限り不明なことが多い。
パキポディウムは好光性種子のため表土の上に種子を置き、土に軽く押し付けて水分を吸収出来るようにする。
パキポディウムの実生はカビとの戦いである。使用する道具や土は熱湯などで殺菌して使用する。
肥料入りの土はカビやすいので使用しない。土は新しい物を使い再利用しない。
発芽温度は20℃~30℃だが25℃以上をキープして発芽を促進した方がよさそう。
播種方法Ver.3
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ
- 腰水(蓋無し)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 乾燥しないようにスプレーする。
ロスラーツム実生記録
- 播種 2023/7/7
- 2日目 変化無し。
- 3日目 暗2粒発芽。
- 4日目 暗計4粒発芽、明2粒発芽。
- 5日目 変化無し。
- 6日目 発芽したが根が張らなかった1株の種皮を剥がす。流石に早すぎたようで駄目そうだ。
- 7日目 変化無し。
- 8日目 明4粒発芽。
- 9日目 明5粒発芽。
- 10日目 変化無し。
ロスラーツム実生感想
明るい場所より少し暗い方が発芽率は良かった。ただし参考にするには数が少なすぎるかも。
明、暗を比べると暗は徒長ぎみ。明は太ってきている。発芽して4日程度でこれほど差が出るとは思わなかった。
幼株の時点で光は重要なことが分かる。今後成長して差が出るのか楽しみだ。
パキポディウムの中では発芽率が良かった。
ロスラーツム経過観察
2023/8
最初に光が少なかった株はやはりほっそりしている。成長は他のパキポディウムに比べ早い。
2023/10
パキポディウムの中では寒さに強いのか?葉がまだ多い。
2024/4
寒くなったらしっかり葉が落ちました。パキポディウムの中でロスラーツムだけ葉が出てきていません。