今回がアガベ実生初挑戦です。おまけで貰ったアガベ シュリベイマタペンシスを播種しました。
パキポディウムに比べ発芽率も良く、カビ無いので楽です。
始めて実生をするにはアガベがオススメかもしれません。
アガベ シュリベイマタペンシス
【Agave shrevei ssp. matapensis】
- seedstock 2023/5/22 購入 11粒
- 発芽率 10/11 90.9%
- 室内管理、播種から1週間の平均気温は25.3℃
- 生存率(20日間) 10/10 100%
アガベ実生注意点
新鮮な種子を手に入れた方が発芽率が良いが自家採種しない限り不明なことが多い。
アガベは好光性種子のため表土の上に種子を置き、土に軽く押し付けて水分を吸収出来るようにする。
肥料入りの土はカビやすいので使用しない。土は新しい物を使い再利用しない。
発芽温度は20℃~25℃。
発芽には多くの水分もしくは高い湿度が有ったほうが良い?腰水の水位を上げてより水分を補給しやすくした方が良いかもしれない。
播種方法Ver.1
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ
- 腰水(蓋あり)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 種子が有る程度発芽したら蓋を外す。乾燥しないようにスプレーする。
播種方法Ver.2
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- シャーレにキッチンペーパーを敷き、水を加えて蓋をし電子レンジで適度加熱殺菌する。
- シャーレが冷めたら希釈液を少し追加し種子をキッチンペーパーの上にのせる。(種子の半分がひたひたになる位)
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ。
- 腰水(蓋無し)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 発芽した種子から用土にのせる。(シャーレから移すときに上下を変えない)
シュリベイマタペンシス実生記録
- 播種 2023/5/26 シャーレ5粒・土6粒
- 2日目 シャーレ3粒発芽。土1粒発芽。
- 3日目 シャーレ計4粒発芽。土計2粒発芽。
- 4日目 土計4粒発芽。
- 5日目 土計6粒発芽。
- 6~19日目 変化無し。
- 20日目 計10粒発芽。未発芽1粒。残10株。
シュリベイマタペンシス実生感想
発芽率も良く大満足。パキポディウムとこんなに違うのかと驚く・・・
パキポディウムと違いシャーレに入れた方が明らかに発芽が早い。土に播種する場合でも腰水の水位を上げてべちゃべちゃの状態にした方が良さそうだ。
シュリベイマタペンシス経過観察
2023/6
とても順調。本葉も2枚目が出てきている。
2023/7
もうちょっと様子を見たかったのですがパキポディウムと一緒に植えていたので一緒に鉢上げしました。早いのは本葉3枚目が出てきています。鋸歯も先月に比べしっかり出てきています。
2023/8
触ってみると葉に厚みが出てきてしっかりしている。成長が楽しみだ。
腰水を続けているオテロイやチタノタブルーの方が成長が早そう。
2023/10
成長はかなりゆっくり。左は外、右は室内で育てた株。外だと日当たりがイマイチなので徒長気味かも。
2024/4
古い葉が枯れてしまったので全然大きくならず。耐寒性はある方だと思うが外に出してあった株は枯れてしまったのもあった。水をやらなすぎだったのかもしれない。