今回がパキポディウム実生初挑戦です。グラキリスとレウコキサンツムを同時に播種しました。カビやすいとの情報は知っていましたが甘く見ていたようです。
パキポディウム グラキリス
【Pachypodium rosulatumvar. gracilius】
- seedstock 2023/5/8購入 28粒
- 発芽率 11/28 39.3%
- 室内管理、播種から1週間の平均気温は24.9℃
- 生存率(20日間) 8/11 72.7%
パキポディウム実生注意点
新鮮な種子を手に入れた方が発芽率が良いが自家採種しない限り不明なことが多い。
パキポディウムは好光性種子のため表土の上に種子を置き、土に軽く押し付けて水分を吸収出来るようにする。
パキポディウムの実生はカビとの戦いである。使用する道具や土は熱湯などで殺菌して使用する。
肥料入りの土はカビやすいので使用しない。土は新しい物を使い再利用しない。
発芽温度は20℃~30℃だが25℃以上をキープして発芽を促進した方がよさそう。
播種方法Ver.1
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ
- 腰水(蓋あり)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 種子が有る程度発芽したら蓋を外す。乾燥しないようにスプレーする。
グラキリス実生記録
- 播種 2023/5/13
- 2日目 3粒カビてしまう。
- 3日目 計7粒カビ。祝1粒発芽。
- 4日目 計9粒カビ。計3粒発芽。
- 5日目 計4粒発芽。
- 6日目 計11粒カビ。
- 7・8日目 観察無し。
- 9日目 計6粒発芽。
- 10日目 計9粒発芽。
- 11日目 計10粒発芽。
- 12日目 計13粒カビ。
- 13日目 1株溶解。
- 14日目 未発芽5粒
- 15日目 計11粒発芽。未発芽4粒。
- 16~18日目 変化無し。
- 19日目 計3株溶解。
- 20日目 計11粒発芽。未発芽4粒。計3株溶解。計13粒カビ。残8株。
グラキリス実生感想
初めての実生との事で沢山の失敗をしてしまった。
プラスチックの育苗箱を使用して熱湯をかけたら変形してしまったため、熱湯消毒を止めた事でカビた種子が多かったかもしれない。
好光性種子のため表土の上に種子を置けばよいと思い押し付ける事をしなかった。そのため水分を吸収出来ずに発芽が遅れたかもしれない。
発芽までに種子によりタイムラグが有るため、早く発芽した種子には湿度が高すぎて根付かなかった場合が多かったように感じた。特にレウコキサンツムは根が駄目になった株が多い。
グラキリス経過観察
2023/6
残っていた8株のうち7株は順調。1株は子葉が病気っぽくなってしまった。本葉が出るか怪しい感じです。発芽が早かった株は本葉が1対、2対目も少し生えてきてます。
2023/7
本葉もだいぶ生えてきたので鉢上げしました。グラキリスのこの色は正しいのだろうか?赤っぽいのは葉焼けしてるのかな?
引き続き腰水管理するのとライト2種で管理して成長具合を確認していきます。
2023/8
成長している気がしない。暑すぎるからだろうか?
2023/10
葉が殆ど落ちた株もあれば生えているのもある。一ヶ月後くらい後に別途購入した種子の株の方が大きくなっている。親株に依存すのだろうか?
2024/4
余り成長していない。グラキリスはマンション内管理(最低気温14℃)だと休眠しなそう。
後から播種した株の方が大きい。大きくならないのは根腐れを気にして水やりを控えているからなのか?
今後は水やり多めにしていこう。