今回はアガベ チタノタブルーを播種しました。
園芸品種は高いんで実生から始めるのは自身が育てられるか確認できるし楽しいのでお勧めです。
アガベ チタノタブルー
【Agave titanota 'Blue'】
- seedstock 2023/5/22 購入 11粒
- 発芽率 11/11 100%
- 室内管理、播種から1週間の平均気温は24.9℃
- 生存率(20日間) 11/11 100%
アガベ実生注意点
新鮮な種子を手に入れた方が発芽率が良いが自家採種しない限り不明なことが多い。
アガベは好光性種子のため表土の上に種子を置き、土に軽く押し付けて水分を吸収出来るようにする。
肥料入りの土はカビやすいので使用しない。土は新しい物を使い再利用しない。
発芽温度は20℃~25℃。
発芽には多くの水分もしくは高い湿度が有ったほうが良い?腰水の水位を上げてより水分を補給しやすくした方が良いかもしれない。
播種方法Ver.1
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ
- 腰水(蓋あり)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 種子が有る程度発芽したら蓋を外す。乾燥しないようにスプレーする。
播種方法Ver.2
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- シャーレにキッチンペーパーを敷き、水を加えて蓋をし電子レンジで適度加熱殺菌する。
- シャーレが冷めたら希釈液を少し追加し種子をキッチンペーパーの上にのせる。(種子の半分がひたひたになる位)
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ。
- 腰水(蓋無し)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 発芽した種子から用土にのせる。(シャーレから移すときに上下を変えない)
チタノタブルー実生記録
- 播種 2023/6/1 シャーレ5粒・土6粒
- 2日目 変化無し。
- 3日目 シャーレ2粒発芽。土1粒発芽。
- 4日目 シャーレ計3粒発芽。土計2粒発芽。
- 5日目 シャーレ計5粒発芽。土計3粒発芽。
- 6日目 シャーレの方が発芽率良さそうなので土に播種した残り3粒をシャーレに移動。
- 7日目 変化無し。
- 8日目 シャーレ計7粒発芽。
- 9~17日目 変化無し。
- 18日目 シャーレ計8粒発芽。
- 19日目 変化無し。
- 20日目 計11粒発芽。未発芽0粒。
チタノタブルー実生感想
発芽率100%、うれしい結果です。やはり土に播種するよりシャーレで水ひたひたの方が発芽率良さそう。一番遅い発芽で18日目だったのであきらめずに観察した方が良さそう。
チタノタブルー経過観察
2023/7
成長が早い株は本葉が二枚目出てきた位です。
2023/8
7月と見比べると鋸歯もしっかりし出てきた。三か月位なら腰水を続けている方が成長が早そう。
2023/10
左が外、右が室内で育てた株。室内で育てた方が成長がいい。外は日当たりが安定しない。
2024/4
大きさが違うのは右側を冬場発泡スチロールの中に入れてライトを当て管理したからだ。暖かい分水やりも多かった。