ブレビカリックス播種しました。前回パキポディウムを播種した際、沢山カビさせてしまった。
なので今回は半分を土に残りの種子をシャーレにキッチンペーパーを引き、その中で発芽まで管理する事にした。
パキポディウム ブレビカリックス
【Pachypodium densiflorum var. brevicalyx】
- seedstock 2023/5/22 購入 13粒
- 発芽率 7/13 53.8%
- 室内管理、播種から1週間の平均気温は25.3℃
- 生存率(20日間) 6/7 85.7%
パキポディウム実生注意点
新鮮な種子を手に入れた方が発芽率が良いが自家採種しない限り不明なことが多い。
パキポディウムは好光性種子のため表土の上に種子を置き、土に軽く押し付けて水分を吸収出来るようにする。
パキポディウムの実生はカビとの戦いである。使用する道具や土は熱湯などで殺菌して使用する。
肥料入りの土はカビやすいので使用しない。土は新しい物を使い再利用しない。
発芽温度は20℃~30℃だが25℃以上をキープして発芽を促進した方がよさそう。
播種方法Ver.1
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ
- 腰水(蓋あり)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 種子が有る程度発芽したら蓋を外す。乾燥しないようにスプレーする。
播種方法Ver.2
- 種子を殺菌剤(ダコニール)と活力剤(メネデール)の希釈液に12時間程度浸す。
- シャーレにキッチンペーパーを敷き、水を加えて蓋をし電子レンジで適度加熱殺菌する。
- シャーレが冷めたら希釈液を少し追加し種子をキッチンペーパーの上にのせる。(種子の半分がひたひたになる位)
- 用土は(硬質赤玉土小粒)1:1(バーミキュライト)で上部1㎝程はバーミキュライトのみ。
- 腰水(蓋無し)で管理、殺菌剤の希釈液は腰水の中に入れる。
- 発芽した種子から用土にのせる。(シャーレから移すときに上下を変えない)
ブレビカリックス実生記録
- 播種 2023/5/26 シャーレ6粒・土7粒
- 2日目 シャーレ1粒カビ、1粒発芽。土2粒発芽。
- 3日目 シャーレ計4粒発芽。土計3粒発芽。
- 4日目 土1粒カビ。
- 5日目 変化無し。
- 6日目 土計2粒カビ。シャーレ計2粒カビ。
- 7~9日目 変化無し。
- 10日目 1株溶解。
- 11~19日目 変化無し。
- 20日目 計7粒発芽。計1株溶解。計4粒カビ。未発芽2粒。残6株。
ブレビカリックス実生感想
発芽率が悪い・・・seedstockの発芽報告では皆さん上手くいっているようだ。明らかに私のやり方に問題があるように感じる。
デンシフローラムと同じく土とシャーレではそれほど違いが出なかった。
発芽した種子は元気が良く、自分で上手く種皮をはがしていた。種皮がはがせないのは根が張っていなかったり、体力がなく力が無いようだ。グラキリスは種皮を被ったままの株が多かった。
ある程度様子を見て取れなそうなら種皮を剥がしてやった方がよさそうな気がする。
ブレビカリックス経過観察
2023/6
他のパキポディウムに比べ成長が早い。グラキリスと比べると特に早い。
2023/7
鉢上げしました。葉焼け気味・・本葉が何枚か落ちてしまった。
2023/8
葉焼け?剥げてしまった株もある・・・余り調子がよくないなぁ。
2023/10
葉がなかなか生えない・・・寒くなってきたからもう今年はこのままかな?
2024/4
昨年10月から葉が出ていなかったので大きさはほぼ変わらず。生えてきた葉を大事に大きくしていきたい。