俺ちゃんの話 嫁ちゃんの話

子供を持てなくなった話

思いも寄らず子供を持つ事が出来なくなった

色々あって子供を持つ事に対して不安があったがやはり嫁ちゃんとの子供は欲しいって事で子作り宣言したとたん事件は起こった。

健康診断をした翌日病院から連絡があった。大学病院で検査してくださいとの事。

ま~不安しかない。すぐに大学病院に行って色々検査。その俺ちゃんでも知っている病名を告げられた瞬間「オワタ・・・ 」と思ったが医学の進歩はすばらしい。

今は薬を飲めば病気の進行を止めらると説明されて一安心。しかし夫婦に対しては大きな問題が・・・

その薬を服用していると子供に障害が出るかもしれないので子作りが出来なくなってしまったのだ。

はっきりは解らないらしいのだが新しい薬だしそもそも飲んでる人も少ないのでまだデータが少ないのだ。

可能性がある以上子作りするならしばらく薬の服用を止めなくてはならない。

その事を嫁ちゃんに告げると「二人だけの生活だって十分たのしいよ」と言ってくれた。

薬を止めて病気が進行するリスクは取らないと決めたのだ。

後々それでよかったのかと心を悩ませることになる。

子供を持たないと決断した事は正しかったのか?

決断した理由には病気進行リスクともう一つ医療費の問題もあった。

薬が高額で完治する訳ではない為それを一生飲み続けなければならない。

嫁ちゃんの言葉をよく考えもせず受け入れてしまった俺ちゃんは様々な疑問を抱える事になる。

もっと選択肢はあったのではないか?

嫁ちゃんの事をもっと考るべきだったのでは?

嫁ちゃんは子供を凄く欲しかったのではないか?

嫁ちゃんの言葉をすんなり受け入れ考える事をしていなかった様に思う。

考えたところで何も変わらなかったかもしれないけど自分の事で精いっぱいで嫁ちゃんの事を余り考えてあげらえれなかったことは悔やまれる。

後仕方ない事だが両親に孫を抱かせてあげられなかった事は申し訳なく思う。

子供の話題で心がざわつく

病気が落ち着いてくるとちょっとした子供の話題で心がざわつく様になった。

楽しそうに子供の写真をみせながら話してくる上司。テレビで芸能人の出産を「おめでとうございます」とキャスターが伝える。出生率の低下が問題になる。

以前なら何とも思わなかった話題が気になるようになってしまった。

そしてその度に「 子供を持たないと決断した事は正しかったのか? 」と疑問に思ってしまう。

一時期情緒不安定になり仕事中でも不意に「子供がいたら?」と考えてしまうと涙が溢れてきてしまう時があった。

今はだいぶ落ち着いた。答えの出ない事ばかり考えているわけにはいかない。

それでも姪っ子の面倒を見ていたりすると楽しい反面 「子供がいたら?」こんな感じなのかな~とチョット切ない気持ちになってしまう。

「お子さんは?」は場合によっては結構キツイ

結婚している=子供がいる では無いのは皆わかっていると思う。

でも日常会話で結婚していると話すと 「お子さんは?」 と返す人が多い。

私もよく聞かれて「いないんですよ~」と軽く答えるが結構キツイ。

不妊治療で悩んでる夫婦だったらかなりキツイだろう。言った方に悪気はないのはわかっている。

いちいち話す相手の状況確認して会話するわけじゃないから仕方ないよね。

以前はそんな事考えなかったが子供がいるかいないかって話ってデリケートな話なんだと思う様になった。

なので俺ちゃんから 「お子さんは?」 とは聞かないけど相手から聞かれたら答えるし相手が話してくるなら普通に話を聞く。

子供を持てなくても楽しくやってます

旅行に行ったり。飲みに行ったり。買い物行ったり。予定は立てやすいし遅い時間でも出かけれられる。

子供を育てるって経験は失ったけど二人の時間を多く過ごし楽しくやってる。

怖くて嫁ちゃんに子供についてもう聞くことは無いかもしれない。

年を取ってからも 「二人だけの生活だって十分たのしい」 と思って欲しい。

申し訳ない気持ちが消えることは無いけど嫁ちゃんと結婚出来て良かった。

-俺ちゃんの話, 嫁ちゃんの話